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Vモデル 機能設計 プログラミング(PG)
機能テスト(FT) プログラムの品質について 自動プログラミングの試み
 
 ここでは、自動プログラミングの試みについて詳しく説明します。
 
 
自動プログラミングの試み ↑ このページの最初へ
 CRFデータのロジカルチェックプログラムの特徴は、比較的簡単なロジックが大量に存在することです。このような特徴を持つプログラムの開発は、人による作業には向かず、むしろ機械処理(自動化)に適しています。
 ここでは、プログラム作成の自動化を試みてみることにします(システム名称は"ClinMark7")。機能仕様書をコンピュータリーダブルな形式で記述できればそれが可能になります。機能設計書(FS)を自動判読して、完全なロジカルチェックプログラムを生成しようとするものです。
 生成するプログラムは、Oracle(PL/SQL)やDMツール(Clintrial、Inform、Rave、eClinical)向けなど、いづれの形式でも作成可能であるため、複数のDMツールを使用する開発現場であっても、すべて同一のインターフェースで統一することができます。
 機械システム("ClinMark7")が正しいプログラムを生成することが保証(CSV)されれば、プログラミングおよび、機能テストフェーズは省略することができるので、DM業務の生産性・品質がともに飛躍的に向上します。
 
(機械処理可能な’機能仕様書’のフォーマット)
@
<続く>
A
 
(項目の説明 : 記入要領)
項目 説明
チェックID 項目ごとにユニークな番号を振ります。
visit 対象Visitに"○"を記入します。複数指定可。
Screen/Form Name 画面またはフォーム名称を記入します。(リスト選択)
Item Name 項目名称を記入します。(リスト選択)
Item Type 項目のタイプを記入します。(リストから選択)
(例)
  “String” 文字型
  ”String(DB)” 文字型(2バイト文字のみ)
  ”String(SB)” 文字型(1バイト文字のみ
  ”Number(n)” 数字型(nは小数桁数)
  ”Date”     日付型
  ”Date(P)”   日付型(部分日付あり)
  ”Time”     時間型
  ”Time(P)”   時間型(部分時間あり)
Check Description チェック内容を記載します。(機械処理の対象外です)
Manual check 当該項目を機械処理の対象とするしないを指定します。
"Y"はマニュアルチェックで機械処理対象外となります。未記入は機械処理対象となります。
Eroor Message Code 入力値に誤りがあった場合のエラーコードを記入します。(リスト選択)
Expressionが指定されている場合のみ記入。その他のエラーメッセージは自動生成します。
Eroor Message 入力値に誤りがあった場合のエラーメッセージを記入します。(リスト選択または入力)
Eroor Message Code か Eroor Message のいづれか一方の記入でよい。
Expressionが指定されている場合のみ記入。その他のエラーメッセージは自動生成します。
Mandatory 入力必須項目の場合、"Y"を記入します。
Unique 一意項目の場合、"Y"を記入します。
Length 入力が許される最大桁数(有効桁数)を記入します。
Value/Pattarn 「Value」、または「Pattern」形式で指定します。
【「Value」の場合】
入力が許される値を記入します、定数または他の項目名称(Item Name)注1を記入。
Item Typeが、”String”、”Date”、”Integer”、” Fixed-point number(n)”のとき有効。
複数の値を指定する場合はカンマ(,)で区切って記入します。
(例)"a","b","c"   "1","2","3" 、  検査日 + 2|D,検査日 + 3|D
【「Pattern」の場合】
正規表現(UNIX )で記載します。正規表現は、ある文字の並び(文字列)を表現する一つの方式です。
(例)[0-9]{2}[.][0-9]{1}
Range(from) 入力値がある値の範囲内である場合、許される値の最小値を記入します。
定数または他の項目名称(Item Name)注1を記入。Item Type が数字および日付の場合のみ有効。
未記入の場合は下限なしと見なします。
(例)35.0   、  検査日 + 2|D
Range(to) 入力値がある値の範囲内である場合、許される値の最大値を記入します。
定数または他の項目名称(Item Name)注1を記入。Item Type が数字および日付の場合のみ有効。
未記入の場合は上限なしと見なします。
(例)39.0  、  検査日 + 20|D
Expression Item Name /値、Item Name 演算子 値 をAND/OR条件で接続できる。
Item Nameは、自身または、他の項目名称(Item Name)を記載。自身のItem Nameは”self”と記載する。
値は、文字列、数値、数値|Y、数値|M、数値|D、null、not nullが使用可能。
演算子は、”+”、”−“、 ”*”、”/“、“=”、”≠”、”>”、”<”、”≦”、”≧”が使用可能。
(例)値、変数、検査日+3|D、変数*3
注1 : 他の項目名称(Item Name) は、Visit名称、Screen/Form Name、Item Name をピリオドで区切って指定します。
     Visit名称、Screen/Form Nameが当該項目と同じ場合はVisit名称、Screen/Form Nameは省略できます。

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