#text |
テキスト文字列です。
SOMexpression.#text.value = "テキスト文字列" |
access |
コンテナのコンテンツへのユーザアクセスを制御します。
SOMexpression.access = "open | protected | readOnly" |
allowNeutral |
チェックボックスまたはラジオボタンが、中間の値を表す 3 番目の追加状態をサポートするかどうかを指定します。
SOMexpression.allowNeutral = "0 | 1" |
allowRichText |
テキストにスタイルを含めるかどうかを指定します。
注意: allowRichText プロパティは、スタイル情報のアプリケーションインタフェイスへのリレーのみを行います。このプロパティの設定によって、スタイル情報を含んだ標準テキストマークアップを入力できなくなることはありません。例えば、このプロパティの設定に関わらず、ユーザは、
<b>hello</b>
と入力できます。
SOMexpression.allowRichText = "0 | 1" |
anchorType |
コンテナのアンカーの場所を指定します。
SOMexpression.anchorType = "topLeft | topCenter | topRight | middleLeft | middleCenter | middleRight | bottomLeft | bottomCenter | bottomRight" |
appType |
appType プロパティは、現在フォームが存在するアプリケーションの名前を表します。例えば、Adobe Reader で PDF フォームを閲覧している状況で、プロパティは
Reader を返します。
$host.appType |
aspect |
画像コンテナのコンテンツ領域に、画像をどのようにマップするかを指定します。
SOMexpression.aspect = "fit | none | actual" |
baselineShift |
ベースラインより上のフォントシフトを指定する正の測定値またはベースラインより下のフォントシフトを指定する負の測定値を指定します。
SOMexpression.baselineShift = "0in | 測定値" |
bottomInset |
下の差込枠のサイズを指定する値です。
SOMexpression.bottomInset = "0in | 測定値" |
change |
change プロパティは、ユーザがフィールドに入力したり貼り付けたりした直後の値を表します。
$event.change |
checksum |
バーコードに挿入するチェックサムのアルゴリズムです。チェックサムはバーコードデータに基づいて計算されます。
SOMexpression.checksum = "none | auto" |
circular |
円弧を円にするかどうかを指定します。
SOMexpression.circular = "0 | 1" |
commitKey |
commitKey プロパティは、フォームのフィールドの値がユーザのどのような操作によって設定されたかを表します。
$event.commitKey |
currentPage |
currentPage プロパティは文書の現在アクティブなページを表します。ページ数はゼロベースなので、文書の最初のページは値 0 を返します。
$host.currentPage |
dataLength |
バーコードの該当インスタンスの最大文字数です。
SOMexpression.dataLength = "文字数" |
executeType |
既存のフォームに新しいデータを読み込むだけなのか、新しいデータを元のフォームデザインにマージして、新規フォームを作成するのかを指定します。
SOMexpression.executeType = "import | remerge" |
formatTest |
パターン形式文字列による検証を制御します。
SOMexpression.formatTest = "warning | disabled | error" |
format |
送信するデータ形式を決定します。
SOMexpression.format = "xdp | formdata | pdf | xml" |
fullText |
fullText プロパティはフィールドの完全な値を表します。newContentType プロパティの値によりこのプロパティのコンテンツタイプが決まります。
$event.fullText |
hAlign |
水平方向のテキスト揃えを制御します。
SOMexpression.hAlign = "left | center | right | justifyAll | justify | radix" |
href |
外部ファイルまたはリソースへの参照を指定します。
SOMexpression.href = "URL" |
h |
レイアウトの高さを指定する測定値です。高さを測定値として指定すると、この値が minH および maxH プロパティで許可された拡大範囲より優先されます。このプロパティを省略したり、空白文字列を設定したりすると、minH
と maxH プロパティによって拡大範囲が設定されます。
SOMexpression.h = "0in | 測定値" |
inverted |
コーナーを(境界線に対して接線方向に交わる)凸面として表示するか、反転させて(境界線に対して直角に交わる)凹面として表示するかを指定します。
SOMexpression.inverted = "0 | 1" |
join |
コーナーの形状を指定します。
SOMexpression.join = "square | round" |
keyDown |
keyDown プロパティは、ユーザがキーボードのキーを押しているかどうかを判定します。選択のために矢印キーを押しているかどうかも判定します。リストボックスやコンボボックスのみで有効です。
$event.keyDown |
language |
language プロパティではアプリケーションを動作させる言語を定義します。
$host.language |
leftInset |
左の差込枠のサイズを指定する値です。
SOMexpression.leftInset = "0in | 測定値" |
lineHeight |
段落コンテンツに適用される行の高さを指定する測定値です。値を省略したり、空白の値を指定すると、フォントサイズによって行の高さが決まります。
SOMexpression.lineHeight = "0pt | 測定値" |
lineThrough |
テキストに引かれた 1 本または 2 本の線(取り消し線とも呼ばれます)を有効にするかどうかを指定します。
SOMexpression.lineThrough = "0 | 1 | 2" |
locale |
オブジェクトのコンテンツに対して使用される言語、通貨、時間 / 日付形式です。
SOMexpression.locale = "ambient | locale" |
marginLeft |
段落の左インデントの測定値です。
SOMexpression.marginLeft = "0in | 測定値" |
marginRight |
段落の右インデントの測定値です。
SOMexpression.marginRight = "0in | 測定値" |
match |
データ連結(マージ)処理で含まれたオブジェクトの役割を制御します。
SOMexpression.match = "once | none | global | dataRef" |
maxChars |
このテキスト値に含めることができる最大文字数を指定します。
SOMexpression.maxChars = "0 | 整数値" |
maxH |
レイアウト用の高さの最大値です。このプロパティに値を指定しなかった場合、高さの上限はありません。h プロパティに値を指定した場合、コンテナを縦に拡大することはできないので、このプロパティは無視されます。
SOMexpression.maxH = "0in | 測定値" |
maxW |
レイアウト用の幅の最大値です。このプロパティに値を指定しなかった場合、幅の上限はありません。w プロパティに値を指定した場合、コンテナを横に拡大することはできないので、このプロパティは無視されます。
SOMexpression.maxW = "0in | 測定値" |
minH |
レイアウト用の高さの最小値です。h プロパティに値を指定した場合、コンテナを縦に拡大することはできないので、このプロパティは無視されます。
SOMexpression.minH = "0in | 測定値" |
minW |
レイアウトのための幅の最小値です。w プロパティに値を指定した場合、コンテナを横に拡大することはできないので、このプロパティは無視されます。
SOMexpression.minW = "0in | 測定値" |
modifier |
modifier プロパティは、特定のイベントの最中に修飾キー(Microsoft Windows 環境での Ctrl キーなど)が押されているかどうかを表します。
$event.modifier |
multiLine |
テキストを折り返し表示させるかどうかを指定します。このプロパティは、テキスト編集インタフェイスが 2 種類ある HTML ブラウザのようなクライアントで便利です。
SOMexpression.multiLine = "1 | 0" |
name |
name プロパティはホストアプリケーションの名前を表します。例えば、インタラクティブな PDF フォームで、このプロパティは Acrobat
を返します。
$host.name |
name |
現在のイベントの名前。
$event.name |
Name |
スクリプト式でこのオブジェクトを指定するために使用可能な識別子です。
SOMexpression.name = "文字列" |
newContentType |
newContentType プロパティは、newText が表す値のコンテンツタイプを表します。
$event.newContentType |
newText |
newText プロパティは、フィールドに変更が加えられた後の値を表します。
$event.newText |
numPages |
numPages プロパティは現在の文書のページ数を返します。
$host.numPages |
passwordChar |
ユーザが入力した各パスワード文字に対してフォームが表示する文字です。
SOMexpression.passwordChar = "* | 文字" |
picture |
入出力形式情報を記述するレンダリング要素です。
SOMexpression.picture = "文字列" |
placement |
キャプションの配置を指定します。
SOMexpression.placement = "left | right | top | bottom | inline" |
platform |
platform プロパティはスクリプトを実行しているコンピュータのプラットフォームを返します。例えば、Acrobat の PDF フォームの場合、以下のいずれかが返ります。WIN、MAC
および UNIX。
$host.platform |
posture |
フォントの傾きを指定します。
SOMexpression.posture = "normal | italic" |
presence |
オブジェクトの可視性を指定します。
SOMexpression.presence = "visible | invisible | hidden"
ex.
this.presence = "invisible"; : 当該オブジェクト(ボタン)を見えなくする
フィールド名.presence = "invisible";
: 当該オブジェクト(数値フィールド)のフィールドの内容を見えなくする
this.presence = "hidden"; : 見かけ上変化なし
フィールド名.presence = "hidden"; : 見かけ上変化なし |
prevContentType |
prevContentType プロパティは、prevText が表す値のコンテンツタイプを表します。
$event.prevContentType |
prevText |
prevText プロパティは、フィールドが何らかの形で変更される前の値を表します。
$event.prevText |
priority |
スクリーンリーダーテキストの検索パスを変更します。このプロパティで指名されたオブジェクトはすべて検索パスの最初に移動されます。その他のオブジェクトの順番は、相対的に同じままとなります。
SOMexpression.priority = "custom | caption | name | tooltip" |
radius |
コーナーの半径を指定します。このプロパティは丸いコーナーの外観に影響するだけでなく、反転した四角いコーナーの奥行きも決定します。各境界線は、inverted
や join 属性の値に関わらずコーナーの半径によって終点からトリミングされます。通常、コーナーはトリミングポイントで境界線と目に見える形で連結するので、このプロパティは重要ではありません。しかし、コーナーの配置を非表示に指定したときは、コーナーが四角で、反転されていない場合も境界線のトリミングが表示されます。
SOMexpression.radius = "0in | 測定値" |
rawValue |
フィールドまたはオブジェクトの実際の値です。
SOMexpression.rawValue = "値"
ex.
FFResult.rawValue=eval(FFScript.rawValue).toString();
(↑フィールド名) (JavaScript コードの実行)
FFScript.rawValue = "hidden";
xfa.form.form1.scripting.FFScript.rawValue = "hidden"; |
relevant |
フォームの印刷時にオブジェクトを含めるかどうかを制御します。
SOMexpression.relevant = "+print|-print" |
reserve |
キャプションの高さまたは幅を指定する測定値です。
このプロパティの効果は placement プロパティによって決定されます。キャプションが左か右に配置されている場合、reserve プロパティはキャプション領域の幅を指定します。キャプションが上か下に配置されている場合、reserve
プロパティは高さを指定します。キャプションがインラインで配置されている場合、reserve プロパティは無視されます。
この属性には有効なデフォルトはありません。reserve 値を指定しなかった場合、高さや幅はキャプションのコンテンツによって決定され、テキストの自動折り返しは行われません。
SOMexpression.reserve = "測定値" |
rightInset |
右の差込枠のサイズを指定する値です。
SOMexpression.rightInset = "0in | 測定値" |
rotate |
アンカーを中心にオブジェクトを指定された角度だけ回転させます。
角度は、デフォルト位置を基準に左回りの度数です。値には、負の数以外の 90 の倍数を指定してます。
SOMexpression.rotate = "0 | 測定値" |
runAt |
スクリプトを実行するアプリケーションを指定します。スクリプトが別のスクリプトに呼び出される場合もこの設定は有効です。
SOMexpression.runAt = "client | server | both" |
scriptTest |
スクリプトによる検証を制御します。
SOMexpression.scriptTest = "error | disabled | warning" |
selEnd |
selEnd プロパティは、change イベント中に現在のテキスト選択範囲の終了点を表します。
$event.selEnd |
selStart |
selStart プロパティは、change イベント中に現在のテキスト選択範囲の開始点を表します。
$event.selStart |
shape |
チェックボックスやラジオボタンを四角や丸の輪郭で囲んで表示するかどうかを指定します。
SOMexpression.shape = "square | round" |
shift |
shift プロパティは、特定のイベント時に Shift キーが押されているかどうかを表します。
$event.shift |
size |
チェックボックスやラジオボタンの輪郭のサイズを指定する測定値で、チェックボックスの高さと幅またはラジオボタンの直径のどちらかを指定します。
SOMexpression.size = "10pt | 測定値" |
spaceAbove |
段落の最初の行の最大フォント以外の垂直間隔を表す測定値です。
SOMexpression.spaceAbove = "0in | 測定値" |
spaceBelow |
段落後の垂直間隔を表す測定値です。
SOMexpression.spaceBelow = "0in | 測定値" |
speak |
コンテナのコンテンツを説明する音声プロンプトです。
SOMexpression.speak = "文字列" |
startAngle |
円弧の始点をレンダリングする角度を指定します。
SOMexpression.startAngle = "0 | 角度の数値" |
stroke |
線の外観を指定します。
SOMexpression.stroke = "solid | dashed | dotted | dashDot | dashDotDot | lowered | raised | etched | embossed" |
sweepAngle |
円弧の長さを角度として指定します。
SOMexpression.sweepAngle = "360 | 角度の数値" |
target |
target プロパティは、イベントのトリガとなるターゲットオブジェクトを表します。
$event.target |
target |
データの送信先 URL です。
SOMexpression.target = "URL" |
textEncoding |
文書内のテキストコンテンツのエンコーディングです。
SOMexpression.textEncoding = "UTF-8 | UTF-16 | Shift-JIS | Big-Five | GB-2312" |
textEntry |
ユーザがコンボボックスに値を入力できるかどうかを指定します。
SOMexpression.textEntry = "0 | 1" |
textIndent |
段落内の 1 行目について、ほかの行と相対した水平方向の位置を表す測定値です。負の値はぶら下げインデントを示し、正の値は字下げインデントを示します。
SOMexpression.textIndent = "0in | 測定値" |
textLocation |
バーコードの関連テキストの位置です。
SOMexpression.textLocation = "below | none | above | aboveEmbedded | belowEmbedded" |
thickness |
線の太さまたは幅です。
SOMexpression.thickness = "0.5pt | 測定値" |
title |
title プロパティは、文書のタイトルを設定したり取得したりするのに使用します。
$host.title |
toolTip |
特定のフィールドまたはオブジェクトのツールヒントのテキストです。
SOMexpression.toolTip = "テキスト文字列" |
topInset |
上の差込枠のサイズを指定する値です。
SOMexpression.topInset = "0in | 測定値" |
typeface |
書体名を指定します。
SOMexpression.typeface = "Courier | 書体名" |
type |
カラーのグラデーションの方向を指定します。
SOMexpression.type = "toRight | toLeft | toTop | toBottom" |
underline |
下線を有効にするかどうかと下線の種類を指定します。
SOMexpression.underline = "0 | 1 | 2" |
vAlign |
垂直方向のテキスト揃えを制御します。
SOMexpression.vAlign = "top | middle | bottom" |
value |
色空間の各カラーコンポーネント値をカンマ区切りで表したリストを指定します。
SOMexpression.value = "R,G,B" |
variation |
variation プロパティはアプリケーションを動作させるパッケージを表します。例えば、Adobe Reader で PDF フォームを閲覧している状況で、プロパティは以下のいずれかとなります。Reader、Fill-in、Business
Tools、Full。
$host.variation |
version |
version プロパティは使用しているアプリケーションのバージョン番号を返します。例えば Acrobat 6.0.1 では、6.0.1 が返ります。
$host.version |
w |
レイアウトの幅を指定する測定値です。幅を指定すると、この値が minW と maxW プロパティで指定された拡大範囲より優先されます。このプロパティを省略したり、空白文字列を指定した場合、オブジェクトの幅は
minW と maxW プロパティによって定義されます。
SOMexpression.w = "0in | 測定値" |
xdpContent |
送信されるデータのサブセットを指定します。このプロパティは、format プロパティが xdp の場合だけ使用されます。
SOMexpression.xdpContent = "0in | 測定値" |
x |
コンテナのアンカーの X 座標を指定します。
SOMexpression.x = "0in | 測定値" |
y |
コンテナのアンカーの Y 座標を指定します。
SOMexpression.y = "0in | 測定値" |
|
SOM:スクリプトオブジェクトモデル |
ホストアクセッサ
ホストアクセッサは特殊な SOM アクセッサで、ホストアプリケーションとの直接対話を可能にします。インタラクティブフォームを例に取ると、ホストアクセッサはクライアントアプリケーション(Acrobat または Web ブラウザ)を参照します。ホストアクセッサのプロパティおよびメソッドを使用すれば、計算やスクリプトでは通常アクセスできない情報を検索し、アクションを実行できるようになります。例えば、ホストアプリケーションの名前(Acrobat など)を検索したり、インタラクティブフォームの現在のページに進んだりできます。
ホストアクセッサはスクリプティング用のイベントを持つすべてのフォームデザインオブジェクトで有効です。ホストアクセッサの指定には以下の構文を用います。
$host.property_or_method(FormCalc)
xfa.host.property_or_method(JavaScript)
表記法:$host(FormCalc)
xfa.host(JavaScript) |