ホストオブジェクト関のイベント |
アプリケーション関連のイベントはクライアントまたはサーバアプリケーションのアクションによって起こります。ユーザによるアクションと直接リンクしていないため、アプリケーションイベントはあらゆる種類のフォームで使用できます。 |
docClose |
フォームの検証がすべてエラーなしで完了した場合に限り、フォーム処理の一番最後に実行されます。タイミングが遅いため、保存済みの文書を修正するのには間に合いません。終了状態または完了のメッセージを生成するために使用します。 |
docReady |
データ連結が完了し、文書のレンダリングが行われる前に実行されます。 |
postPrint |
レンダリングされたフォームがプリンタ、スプーラ、または出力先に送信されると、すぐに発生します。
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postSave |
ユーザがフォームを PDF または XDP 形式で保存するとすぐに発生します。フォームのサブセット(例えば、フォームデータのみ)を XDP
に書き出しても実行されません。 |
prePrint |
印刷用フォームのレンダリングプロセスが開始する直前に実行されます。 |
preSave |
フォームデータが PDF または XDP 形式で保存される直前に実行されます。データ DOM などフォームのサブセットを XDP
に書き出した場合には発生しません。 |
フォームオブジェクト関連のイベント |
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enter |
ユーザによるアクション(フィールドへの Tab
キー移動や、マウスでのフィールドのクリック)またはスクリプトプログラムによってフィールドにキーボードフォーカスを与えると、このイベントが発生します。 |
exit |
ユーザによるアクション(フィールドからの Tab
キー移動や、マウスでのフィールド以外のクリック)またはスクリプトプログラムによってフィールドからキーボードフォーカスが外されると、このイベントが発生します。 |
initialize |
このイベントはデータ連結の完了後に実行されます。フォーム DOM 内のサブフォームの各インスタントごとに、別々のイベントが発生します。 |
validate |
フォームデザインとデータがマージしてフォームが作成されるとこのイベントが起こり、さらにフィールドの値が変化するたびにも起こります。
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calculate |
フォームデザインとデータがマージされてフォームが完成すると、このイベントが発生します。また、フィールドの値など、演算に影響を与える値が変化するたびにこのイベントが起こります。ただし、演算値が手動でユーザに上書きされている場合を除きます。手動で上書きしたフィールドのプロパティはオブジェクトパレット内の「値」タブで確認できます。 |
フィールドオブジェクト関連のイベント |
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change |
ユーザがフィールドのコンテンツを変更した場合に実行されます。ユーザによるコンテンツの変更とは、以下の場合を指します。
・キーボードでフィールドにフォーカスしている状態で、何らかのキー操作を行った。
・フィールドにデータを貼り付けた。
・リストボックスやコンボボックスから選択した。
・チェックボックスのチェックを入れたり外したりした。
・ラジオボタンのグループの設定を変更した。 |
click |
指定した領域でマウスをクリックすると実行されます。 |
enter |
ユーザによるアクション(フィールドへの Tab
キー移動や、マウスでのフィールドのクリック)またはスクリプトプログラムによってフィールドにキーボードフォーカスを与えると、このイベントが発生します。 |
exit |
ユーザによるアクション(フィールドからの Tab
キー移動や、マウスでのフィールド以外のクリック)またはスクリプトプログラムによってフィールドからキーボードフォーカスが外されると、このイベントが発生します。 |
full |
ユーザがフィールドに許容されている文字数を入力すると、このイベントが発生します。フィールドの「文字数の制限」プロパティは、オブジェクトパレットの「フィールド」タブにあります。 |
initialize |
このイベントはデータ連結の完了後に実行されます。フォーム DOM 内のサブフォームの各インスタントごとに、別々のイベントが発生します。 |
mouseDown |
マウスポインタがコンテンツに置かれているときにユーザがマウスのボタンを押し下げると、このイベントが発生します。 |
mouseEnter |
マウスボタンを押していなくても、ユーザがコンテンツへとポインタを移動すると、このイベントが発生します。重なっていたウィンドウが閉じたなど、別の理由でポインタがフィールドに移動した時にはこのイベントは発生しません。
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mouseExit |
マウスボタンを押していない状態でも、ユーザがコンテンツからポインタを移動するとこのイベントが発生します。重なっているウィンドウが開いたなど、別の理由でポインタがフィールドから移動した時にはこのイベントは発生しません。 |
mouseUp |
マウスポインタがコンテンツに置かれているときにユーザがマウスのボタンを離すと、このイベントが発生します。 |
preOpen |
コンボボックスのリストを表示する操作をユーザが実行すると発生します。例えば、コンボボックスの矢印ボタンを押したときや、Tab キーでコンボボックスに移動してから下向き矢印キーを押したときなどです。このイベントは、コンボボックスのリストの内容が表示される前に発生します。
フォーム開発者はこのイベントを利用して、大量の項目リストの読み込みを制御できます。 |
preSubmit |
フォームが HTTP
プロトコルを経由してデータをホストに送信すると、このイベントが必ず発生します。このイベントの発生時にはデータはデータセットの形で存在しますが、ホストにはまだ送信されていません。イベントに関連付けられたスクリプトは、フォームの送信前にデータの検査および修正を行えます。サーバで実行されるようにスクリプトが設定されている場合、フォームは他の処理より先にスクリプトを実行させよという指示と共にデータをサーバに送信します。 |
calculate |
フォームデザインとデータがマージされてフォームが完成すると、このイベントが発生します。また、フィールドの値など、演算に影響を与える値が変化するたびにこのイベントが起こります。ただし、演算値が手動でユーザに上書きされている場合を除きます。手動で上書きしたフィールドのプロパティはオブジェクトパレット内の「値」タブで確認できます。 |
validate |
フォームデザインとデータがマージしてフォームが作成されるとこのイベントが起こり、さらにフィールドの値が変化するたびにも起こります。 |
DOM関連のイベント |
form:ready |
フォームデザインとデータのマージが完了した完成したフォームが存在し、さらに initialize および calculate イベントが完了すると、このイベントが発生します。 |
layout:ready |
フォームデザインとデータのマージが完了したフォームが存在し、フォームにレイアウトが適用されているとこのイベントが発生します。このイベントの発生時には完成したフォームのレンダリングは行われず、ここで実行するよう設定された演算やスクリプトはレンダリングの前にレイアウトを修正することができます。 |
preSubmit |
フォームが HTTP プロトコルを経由してデータをホストに送信すると、このイベントが必ず発生します。このイベントの発生時にはデータはデータセットの形で存在しますが、ホストにはまだ送信されていません。イベントに関連付けられたスクリプトは、フォームの送信前にデータの検査および修正を行えます。サーバで実行されるようにスクリプトが設定されている場合、フォームは他の処理より先にスクリプトを実行させよという指示と共にデータをサーバに送信します。
preSubmit イベントはフォーム DOM のみで使用できます。preSubmit イベントはさまざまなボタンを押して実行した送信や、さまざまな URL への送信を区別できないので注意してください。このような区別を必要とするスクリプトには、どのボタンを押したかを知るためのコードを含めてください。一般的に、preSubmit は preSave に相当し、類似の機能を持ちます。 |