|
|
本章は、レポートに関する記述ルールやコードサンプルを例示しています。 |
|
|
|
SASデータセットから集計表やグラフを作成するときはプロシジャーを利用すると便利です。プロシジャーにはそれぞれの基本的な処理内容がすべて組み込まれているので、プロシジャーを使用するときは、どのSASデータセットのどの変数をレポートするかということを指定するだけで、簡単に目的のレポーとを作成することができます。 |
|
|
PROC PRINT |
データセットの値をリスト表示します。出力先はOUTPUTウィンドウです。
PROC PRINT DATA=mylib.sample;
RUN ;
PRINTプロシジャーはDATASETの全変数を対象とします。
VARステートメントを使用すると処理対象とする変数を絞り込めます。
PROC PRINT DATA=mylib.time100;
VAR weight age ; /*変数weightと ageを対象としてリスト表示する*/
RUN ;
|
PROC PRINTTO |
リスティング出力の出力先をファイルに変更する |
PROC TABULATE |
度数・平均・百分率を含む多重クロス集計表を作成する |
|
|
|
|
|
SASデータセットの値をアウトプットウィンドウに出力します。
文法
PROC PRINT <オプション>..
<オプション>.
DATA=SASデータセット名(データセットオプション ..)
NOOBS オブザベーション番号を表示しない
LABEL 変数名ではなく,変数ラベルを表示する
その他略
<ステートメント>
TITLEステートメント レポートにタイトルを表示すぶ場合に使用する
文法 TITLEn options 'タイトルn'; nは行数、optionsは色やフォントを指定できる
FOOTNOTEステートメント レポートに脚注を表示すぶ場合に使用する
文法 FOOTNOTEn options 'タイトルn'; nは行数、optionsは色やフォントを指定できる
VARステートメント 表示する変数を指定する.列挙された順に左から表示される
WHEREステートメント 表示対象となるオブザベーションを制限する
SUMステートメント 最終行に値の合計値を表示したい変数を指定する
FORMATステートメント 変数の値を表示するフォーマットを指定する
LABELステートメント 変数名の変わりに表示させるラベル名を指定する
BYステートメント BY変数の値で分類された行ごとにサブグループにまとめて表示する
PAGEBYステートメント BYステートメントで指定された変数(BY変数)の一部を指定し、
その変数の値が変るところで,強制的に改ページを行う
SUMBYステートメント BYステートメントで指定された変数(BY変数)の一部を指定し、
その変数の値が変るところでSUMで指定された変数の小計を表示する
使用例
PROC PRINT DATA=temp; /*データセットtempをアウトプットに出力します*/
VAR name age; /*選択した変数を印字*/
WHERE age>20; /*条件に合うオブザベーションを選択*/
FORMAT age /*変数の値を表示するフォーマットを指定*/
SUM age; /*最期に合計を表示*/
RUN; |
|
|
|
|
|
|
【LOG ウインドウの切り替え】
表示されている内容をファイルに保存することができます。
(PRINTTOプロシジャを使用してログやアウトプットの出力先を外部ファイルに切り替えることができます)
PROC PRINTTO LOG="c:\sasout\output.lst"
NEW; /*NEWオプションは同名のファイルが存在するとき上書きする*/
RUN;
PROC LOG DATA=sashelp.class;
RUN;
/* 出力先をOUTPUTウィンドウに戻す */
PROC PRINTTO;
RUN;
【OUTPUT ウインドウの切り替え】
表示されている内容をファイルに保存することができます。
(PRINTTOプロシジャを使用してログやアウトプットの出力先を外部ファイルに切り替えることができます)
/* 出力先をc:\sasout\output.lst に変更する
*/
PROC PRINTTO PRINT="c:\sasout\output.lst"
NEW; /*NEWオプションは同名のファイルが存在するとき上書きする*/
RUN;
PROC PRINT DATA=sashelp.class;
RUN;
/* 出力先をOUTPUTウィンドウに戻す */
PROC PRINTTO;
RUN; |
|
|